1994年には、さらに改良したプロトタイプを完成させ、「r&m」として同年9月のIFMA
ショー(ケルン)に展示します。ただ、当時の「r&m」社の主要取扱商品はヘルメッ
トでした。
このIFMAショーで、Pacific Cycles社創業者ジョージ・リンの目に留まります。
二人の作ったプロトタイプのコンセプトが気に入ったジョージ・リンは、「このプロ
トタイプを商品化したいのなら、台湾にあるうちの会社に来なさい。私がそれを商品
化してあげよう。」と二人に声を掛けます。
birdyの量産化の道が開けた瞬間でした。
1994年11月には、ジョージ・リンからの誘いを受け、マーカスとハイコが交互に Pacificを訪れ、約半年間ジョージ・リンの自宅に滞在しながら、birdy量産化へ向け た開発を共にすすめ、ついに1995年5月、birdy初の量産品を載せたコンテナが、 Pacific Cycles社からドイツへ向け出荷され、同年ドイツでの販売が開始されます。
2005年、その後も細かな改良を施されながら、マイナーチェンジを繰り返してきた初
代birdyの発売から10年目となるこの年、第二世代のbirdy モノコックが発売となり
ます。
2013年10月、2007年に生産終了となっていた初代ストレートフレームのbirdyが、最
新のジオメトリーと数多くのディテールアップをまとい「classic」として復活。